日本共産党 豊島区議団
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政策と見解
竹岡健康学園の廃止条例についての緊急申し入れ

2012年11月14日

豊島区長 高野之夫 殿

日本共産党豊島区議団

 11月2日の正副幹事長会において、竹岡健康学園(以下「学園」という)の廃止にかかる条例「豊島区立以外の教育機関の設置に関する条例を廃止する条例」について、現在検討中であるとの報告がありました。学園については近年、児童数が減少し、2001年4月に定めた存置基準(一つの学年に在籍する児童が3名未満となる学年が複数存在する状況が2年間連続した場合には、当該年度をもつて廃止する)に該当することとなりました。
 教育委員会は8月竹岡健康学園検討委員会の報告書(案)を作成、学園の閉鎖はやむをえないとして、学園を閉園する上での課題と対応策を検討し、1.学園から原籍校・保護者への引き継ぎの充実、 2.学園から戻った児童の個別支援の充実、 3.区内全域での健康教育の充実などをあげています。このことは第3回定例区議会子ども文教委員会で報告されてきたところです。
 竹岡健康学園は、区立小学校の特別支援学級のひとつに位置付けられており、喘息、肥満、偏食、虚弱など児童の健康状態の改善に効果をあげているとともに、健康以外の課題(不登校や発達障害など)を持つ児童への対応もしています。わが党は、毎年区長への予算要望で「竹岡健康学園は存続すること」を求めてまいりました。現在、学園に通っている児童やこれからも学園を必要とする児童がいることを考慮すれば、廃止については慎重の上にも慎重にすべきと考えます。よって、第4回定例会に「廃止条例」を提案しないよう申し入れます。

以 上