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区議会質問
議員提出議案第5号「西山陽介副議長の副議長不信任決議」 賛成討論 (渡辺くみ子)

2017年5月25日

 私は日本共産党豊島区議団を代表し、只今議題とされました議員提出議案第5号「西山陽介副議長の副議長不信任決議」に対し、可決に賛成の立場から討論します。

 西山陽介副議長は、竹下ひろみ議長が、昨年3月18日に議会運営を協議する正副幹事長会において全会派一致で合意された議事録削除について、引き継いだ後1年間もの長期にわたり放置したあげく、公明党が協議のテーブルにつかないことを口実に、議長の職権で、削除しないばかりか会議録署名人による署名もないまま、議事録を作成することを表明したことを容認する態度をとりました。これは、議会の正式な会議で行われた約束事を遂行せず、また、不当な高橋佳代子議員の発言をそのまま容認することであり、区議会として西山陽介副議長を不信任し、辞職を求め、これを決議するために提出されたものであります。
 この間の経過は先ほど竹下ひろみ議長の議長不信任決議についての討論で述べたとおりであります。
 わが党は、不当な公明党高橋佳代子議員の発言部分の削除を求め、昨年3月18日の正副幹事長会で、当時の村上宇一議長に対し、「正式な議事録で確認したうえで、削除を決定するというふうに素直に受け止めてよろしいですね」との私の確認の質問に、村上議長は「はい」と答弁、「全会派一致で会議録削除」が合意されました。西山副議長は当時の公明党の副幹事長としてこの正副幹事長会には出席しており、当然これらの経過等すべて認識しているのであります。
 わが党は、村上宇一前議長の後、引継いだ竹下ひろみ現議長、西山陽介副議長に早期に削除をすることを求めてきました。この間、竹下議長からの「公明党区議団との話し合いの席に」という提案も受け入れてきました。
 ところが副議長の会派である公明党区議団は「話し合いの席」を拒否。結果、話し合いもおこなわれず、3月18日の「合意」も無視し、削除することなく、かつ会議録署名もない会議録を作成することで、決着することを竹下ひろみ議長は表明したのであります。
 西山副議長は同じ会派である公明党を「話し合いのテーブル」につかせることさえせず、竹下ひろみ議長の態度を容認しているのであります。

 改めて申し上げますが、高橋佳代子議員の発言の内容は、わが党への誹謗中傷を含むものであるとともに、そもそも議題に関係のない発言であり、区議会会議規則53条に違反しているという事で、今回のような決着がまかり通るなら、今後、「議案と全く関係ない発言を自由にしてよい」という事になり、議会規則の形骸化をすることになります。これを副議長は議長とともに進めるという、最悪の前例、状況を豊島区議会に残すということです。これは豊島区議会として最大の汚点となります。
 また、竹下ひろみ議長は、公明党が削除に応じる話し合いにつかないことを口実に、正副幹事長会で決定した削除もしないままの会議録を作成しようとしております。こうした会議録に対し、会議録署名議員が署名できないものであることは当然であります。

 以上、正副幹事長会で決めた区議会会議規則53条で禁止された議題外の内容や公党への誹謗中傷部分の削除を行わなず、会議録署名議員の署名もない区議会会議録を作成することを表明した竹下ひろみ議長の態度を容認し、副議長の役割を放棄した西山副議長の態度は、豊島区議会の歴史に重大な汚点を残すものであります。

 よって、「西山陽介副議長の副議長不信任決議」の可決を強く求め討論を終わります。