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新型コロナウイルスから命とくらし・営業を守る申し入れ(第11次)
2021.06.04

豊島区長 高野之夫殿

2021年6月4日
日本共産党豊島区議会議員団
団長 渡辺くみ子

 政府は緊急事態宣言を6月20日まで再延長しました。昨年来、政府は緊急事態宣言を出しては延長し、解除してはリバウンドを招いて再び宣言を発することを繰り返してきました。やるべきことをしてこなかった結果です。菅政権は対策の誤りを認め命と暮らしを守る姿勢へ転換しなければなりません。
 ワクチン接種、検査、医療機関支援、補償のどれをとっても菅政権の対応はまったく不十分です。特に変異株はイギリス型に加え、より一層感染力が強いといわれるインド型の感染、新たにベトナム型なども報道されています。ますます、コロナ対策と五輪開催が両立できないことは、明瞭となっています。
 ワクチン接種については豊島区でも65歳以上の方へ接種がはじまりました。さらに、6月21日以降は64歳以下の優先接種の予約が始まるとの連絡が区よりありました。
 よって下記のことについて、緊急に申し入れるものです。

  • ワクチン接種について、予約の支援対象を高齢者だけでなく、障害者にも広げるとともに、接種についても支援すること。予約可能な医療機関や接種会場・時間についての周知をすること。個別接種に協力する医療機関の予約業務について支援をすること。希望する人へのワクチン接種を安全、迅速、確実に、「だれ一人取り残さない」立場で取り組むこと。
  • 在宅の方について、往診でのワクチン接種がしやすいよう仕組みを作ること。
  • 国が優先接種とした「基礎疾患を有する者(知的障がい者を含む)」「高齢者施設等の従事者」「60~64歳の者」、区が指定した優先接種者も、確実に接種できるようにすること。予約・接種を混乱なく行うために手厚く手立てをとること。
  • ワクチン接種だのみになることなく封じ込めに必要なPCR検査や変異株を迅速につかむためのゲノム解析を拡充するよう国や都に求め、豊島区としても実施すること。
  • 公立保育園の民営化は中止すること。特に、池袋第三保育園については、豊島区民間保育所事業者選定審査会で「事業予定者について、選考の結果、事業予定者なしとする」との答申が出されたことを受け止め、新型コロナのもと必要な引継ぎもできないことから、新たな事業者募集はやめること。

以 上

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