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議員提出議案第4号「金権腐敗政治を一掃することを求める意見書」を提案しました(立憲・れいわ・市民の会と共同提案)《3/26》
2024.03.28

 議員提出議案第4号、金権腐敗政治を一掃することを求める意見書について、提案者である立憲・れいわ・市民の会及び日本共産党豊島区議団を代表し、御説明申し上げます。

録画中継はこちら→録画配信 (kensakusystem.jp)

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に国民の怒りが沸騰しています。裏金事件は、2022年11月6日号のしんぶん赤旗日曜版による「パー券収入 脱法的隠ぺい 2500万円分不記載 岸田派など主要5派閥」とのスクープをきっかけに、上脇博之神戸学院大学教授が調査告発するなかで発覚したものです。政治資金収支報告書を偽造する違法な裏金づくりはいつから、誰の指示で、どのように行われ、何に使われたのか、この解明なくしては国民の不信を解くことも、ましてや「改革」もできません。

 3月25日発表された世論調査で、衆参両院で開かれた政治倫理審査会(政倫審)での自民党議員の説明に対する不満を示す回答が圧倒的多数を占めました。「日経」とテレビ東京による調査(22~24日実施)では、関係議員の説明について「不十分だ」が88%で、「十分だ」はわずか3%でした。

 自民党議員が「知らぬ存ぜぬ」の答弁を繰り返し、真相を語らない一方で、清和政策研究会(安倍派)からの政治資金パーティー収入のキックバック(還流)が復活した経緯を巡って証言に食い違いが生じています。立憲民主党、日本共産党など4党は、衆参両院で派閥幹部ら計10人の証人喚問を要求しており、与党側の対応が問われます。

 1990年代の政治改革の際に、企業・団体献金を廃止するといって政党助成金を作りましたが、政党や政党支部への企業団体献金を認める、政治資金パーティー券の購入は認める、と二つの大穴をが作られました。企業団体献金の抜け穴として派閥の政治資金パーティーが活用され、裏金作りとなったのです。企業・団体献金は当然廃止しなければならないのです。

 よって豊島区議会として、金権腐敗政治を一掃することを求める意見書を提出するものです。 以下、意見書文を朗読し、説明とさせていただきます。

金権腐敗政治を一掃することを求める意見書(案)

自民党は、政治資金パーティーの名で、脱法的に企業・団体献金を長期にわたって集めながら政治資金報告書を偽造し、裏金をつくっていた。高物価の中、暮らしを守るために必死の国民を尻目に、裏金づくりをしていたことに怒りは頂点に達している。

金権腐敗政治の根を断つためには、企業・団体による政治資金パーティー券購入含め、企業・団体献金の全面禁止が必要である。

誰がこのシステムをつくり育て活用したのか、裏金は何に使われたのか、全容解明なくして再発防止はない。解明なくして国民の政治と金にかかわる不信を解消する改革はできない。関わったすべての政治家全員の証人喚問こそ求められている。

よって、豊島区議会は、国会及び政府に対して、政治資金規正法を改正し政治資金パーティー券購入を含めて企業・団体献金を全面的に禁止すること、および裏金づくりに関与した政治家の証人喚問を行うことを強く求める。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

●年●月●日

                     豊島区議会議長名

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣

以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

※可決に賛成 
日本共産党 立憲・れいわ・市民の会 維新・無所属の会 無所属元気の会 

※可決に反対 
自民党 公明党 都民ファーストの会・国民  【結果は否決】 

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